しまねの保育『しつけ』

「あいさつ」「はいの返事」「履物をそろえる」

子どもはいつか大きくなり、親元を離れ社会に出て生きていかなくてはなりません。私たちは、その自立を支え促していくのが務めです。

社会に出て生きていくためには、他人と関わっていくことが必須です。そこで大切なことがあいさつです。あいさつは人間関係を形成する上で、最も基本的なことです。これから先の将来においても、他人と関わり生きていく上で欠かせないものです。

明るいあいさつは良好な人間関係を育み、豊かな人生をもたらすのに大切なことです。

教育の第一人者といわれる森信三先生の提唱するしつけの三原則に、「あいさつ」「はいの返事」「履物をそろえる」と言われるよう、あいさつは幼児期に身につけておきたい最も大切なことの一つです。

また、あいさつと同様にしつけ面において、島根保育園で大切にしていることは「履物をそろえる」です。

園では自分の履物をそろえることはもちろん、友達の履物が乱れていたら、それもそろえるようにしよう。そして、家に帰ったら、自分の靴はもちろん、家族の靴もそろえるようにと伝えています。

これにより、履物がいつも綺麗に揃っているようにしたい。そんな思いで取り組んでいます。

履物をそろえることは、物事の後始末をきちんとすることです。立ったら椅子を中に入れる。出したものは元のところにしまう。開けたものは閉める。などなど同じことです。後始末の習慣をつけることです。

これができないと締まりのない生活になるといわれます。履物をそろえることで、後始末がきちんとできる良い習慣を身につけたいものです。

ご家庭でも、履物をそろえることに、家族で取り組んでいただけると、子どもに良い習慣がつくものと思います。口うるさく言うのではなく、黙ってそろえておく。

それをいつも見ていると、そろっていないことはおかしいと思い、そろえるようになると思います。

どこの家庭に行っても履物がそろっている。そんな社会であるといいと思います。

以下は子どもたちが
唱和している詩です

履物をそろえる

  • 履物をそろえると 心もそろう
  • 心がそろう時は 履物もそろう
  • 脱ぐ時にそろえておくと
  • 履く時に心が乱れない
  • 誰かが乱しておいたら
  • 黙ってそろえておいてあげよう
  • そうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう