後始末の習慣をつける
(履き物を揃える、トイレのふたは閉める)
現在、保育園での取り組みとして、特に4,5歳を中心に、「履き物を揃える」ということを行っています。
園では、自分の履き物を揃えることはもちろん、友達の履き物が乱れていたら、それも揃えるようにしよう。 そして、家に帰ったら、自分の靴はもちろん、家族の靴も揃えるように話しています。
これにより、履き物がいつも綺麗に揃っているようにしたい。そんな思いで取り組んでいます。
履き物を揃えることは、物事の後始末をきちんとすることです。立ったらイスを中に入れる。出したものは元の所にしまう。トイレのふたは閉める。などなど同じことです。後始末の習慣をつけることです。
これが出来ないと、締りのない生活になると言われます。
履き物を揃えることで、その習慣をつけたいものです。
子供が、時間のないときに、自分以外の履き物をそろえようとしたら、そのことは是非ほめてあげてから、「今は時間がないから、自分のだけでいいよ」といってあげてください。
家でも、履き物を揃えること、トイレのふたを閉めることに、家族で取り組んでいただけると、子供に良い習慣がつくものと思います。大人がやって見せることが大事です。口うるさく言うのでは無く、黙ってやっておく。
それをいつも見ていると、揃っていないことはおかしいと思い、揃えるようになると思うのです。
どこの家庭に行っても、履き物が揃っている、トイレのふたが閉まっている。そんな社会にしたいと思います。
あるアメリカの大富豪が、10人の部下に「1、不老不死の薬はあるか」「2、金持ちが金持ちで居続けられる法則はあるか」「3、貧乏人が金持ちになれる法則があるか」を調べさせたそうです。
それも何億という費用をかけて。10年が経って、戻ってきた部下たちは大富豪に3つの事柄に対する薬も方法もなかったことを報告しました。
しかし、10人とも大金持ちについて調べるうちにある共通点があることを発見していました。
それは、「大金持ちの家のトイレは必ずいつも蓋(ふた)が閉まっていた、トイレがきれいだった。」というものでした。